さて、「ストーンウォークコリア」とはなんぞや?とお思いの方も多いことでしょう。
以下に、ストーンウォークコリア2007企画書より抜粋して転載します。
(2006.12.9修正版)
行動声明:
世界中の戦争で苦しめられた人々を悼むための碑石を、特別製の台車にのせてひきながら、釜山から韓半島/朝鮮半島を歩いて縦断します。
目的:
1. 戦争の最大の犠牲者は民間人である、ということを改めて人々に認識してもらい、戦争で亡くなったすべての犠牲者を悼むこと。
2. 韓半島/朝鮮半島とアジアやその他の国々の、日本の侵略・植民地支配による犠牲者及び、その家族の苦しみに対して謝罪すること。各地をめぐって歴史の事実を心に刻み、和解のために自分たちに何が出来るかを考えること。
3. この活動が、非政治的な模範例となって、南北の平和的統一とアジアをはじめ世界の人々の友好に貢献し、平和を築く一助となること。
4. 碑石は、韓半島/朝鮮半島の地に半永久的に保存すること。
付則:
この活動は、一般市民の自由参加に基づき、国籍を問わず、特定の政党・宗教・団体に依らず、その趣旨に賛同する人なら広く誰でも参加できるものとすること。
期間:
・2007年4月29日から6月(中下旬予定) 釜山
民主公園からソウルまで行進する。
当初7〜8月の予定で進めていましたが、韓国の民主化運動の記念行事が5月にあるため、繰上げ変更
【行程(予定)】4/29釜山を出発。密陽〜陝川〜智異山を経て、5/18光州(光州事件の記念行事に参加)。さらに公州〜天安を経て、6/10ソウル。その後江華島を経て板門店へ至り、石を安置する(場所は未定)。その後、軍事境界線地域をフィールドワークし、6/25には金剛山へ。
・(プレ・ストーンウォーク) 2007年3月24日(土)〜25日(日) 福岡県飯塚市の無窮花(ムグンファ)堂から同県北九州市若松区の小田山墓地まで行進する。
※無窮花(ムグンファ)堂: 朝鮮半島から筑豊の炭鉱に強制連行されて亡くなった人々の追悼施設
※小田山墓地: 日本に強制連行された朝鮮人が、日本の敗戦後早く祖国に帰りたい、とチャーターした漁船で帰国途中の1945年9月17日、枕崎台風で遭難した。海岸に打ち上げられた遺体は、地元の住民の手で当地に埋葬されたが、その場所はつい最近までは荒れたままで放置されていた。しかし、1981年から取り組まれた市民運動によって北九州市も1990年12月になってやっと慰霊碑を建てた。
主催:
ストーンウォーク・コリア実行委員会
当面の連絡先:
E-mail stonewalkkorea@yahoo.co.jp
予算:
支出 300万円
内訳 石碑製作費 50万
台車製作費 50万
宣伝費 50万
行動・活動費 100万
事務費 50万
※ 賛同金をあつめる。
一口 個人500円 団体3000円 何口でも可
郵便振替口座
加入者名:ストーンウォーク・コリア実行委員会
口座番号:01710−0−133686
(送金の際、振替用紙の通信欄に「賛同人として氏名の
公開の可否」について御明記下さい)
宣伝:
・ストーンウォーク・ジャパンの参加者に協力を求める
・メディア 各新聞社・放送局などに後援を依頼する
・飯塚市,北九州市など自治体や、エフコープ,グリーンコープ,その他団体に賛同を依頼する
経緯:
被爆60周年の昨年(2005年)、原爆で犠牲になった人々やあらゆる戦争で犠牲になったすべての人々を悼み世界の平和を願うため、長崎〜広島間を重さ1トンの墓石に見立てた石を運びながら、全行程約600km(1日約20km)を約1ヶ月かけて歩く「
ストーンウォーク・ジャパン2005」が行われました。
ストーンウォークジャパンはアメリカの平和団体「
ピースフルトゥモローズ(平和な明日をめざす9・11遺族の会)」と「
ピースアビー」が共催したもので、この趣旨に賛同した日本の人々がさまざまな形でサポート。アメリカ側からも十数名がこの道行きに参加しました。
ストーンウォークはピースアビーが始めたアメリカ生まれの平和の道行きで、昨年で5回目。これまでアメリカをはじめ、英国、アイルランドなどで行われ、数多くの市民と手をつないできました。
ピースアビーのドット・ウォルシュさんは、「重たい石は一人の力で簡単に動かせない。平和を希求する行動も同じ。国や宗教を超えて、さまざまな人々と手を携えてゆっくり動かすことが大切です」と協力を呼びかけられました。
そして、「ストーンウォーク・ジャパン2005」に日本側から参加した者の中からの発案により、上記趣旨による「ストーンウォーク・コリア」が計画されました。アメリカのピースアビーもこの計画に賛同しています。
どんなカタチでも構いません。あなたの平和への想いをカタチにしてください。一人でも多くの方のご参加をお待ちしています!!!
どうぞ御協力・御賛同よろしくお願いします。